令和6年度合格者体験記

ここでは現在、空間情報総括監理技術者の合格を目指しておられる皆さんに、空間情報総括監理技術者試験対策に関する情報を提供いたします。


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

 

1. 自己紹介

氏  名:佐田 一徹(さた いってつ)

勤務会社:アジア航測株式会社

専門とする業務分野:航空レーザ計測

受験動機:技術士の資格を取得し受験資格を満たしたことと、空間情報技術者としてこれまで積み重ねてきた経験値や技術力、専門知識がどの程度のものか確認したかったため受験しました。

 

2. 受験に当たり事前に準備したこと

・社内勉強会への参加。資格取得者の体験談や回答解説を参考。

・直近3年分程度の過去問に対する回答を作成。

・空間情報関連業務の概要書や営業資料など、回答の材料になる資料の収集整理。

・収集した資料の内容を確認して、回答作成時にすぐ取り出せるようにしておく。

・空間情報分野のキーワード整理。

・終業後の1、2時間を学習時間として確保。

・社内ツール(生成AI)を活用。

 

3. 合格してから変化したこと

管理技術者としての資格要件に空間情報総括監理技術者が求められている業務に対応しています。専門とする業務分野ではありませんが、自身の技術力向上のためにも積極的に関わっています。

 

4. これから受験する人へのアドバイス

事前準備を十分にしておけばいい結果がでると思います。設問以外に回答データのファイル名規則等もあるので細かいところにも気を配りましょう。

 


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

 

(1)受験者紹介

氏名:東出唯(ひがしでただし)

勤務会社名:株式会社日本インシーク

主な専門とする業務:河川計画、防災計画

受験の動機:

・技術者資格要件として「空間情報総括監理技術者」が求められることが多くなってきたため

・最近の社会動向からも空間情報技術の重要性が高いと感じたため

 

(2)受験に当たり事前に準備したこと

・社内勉強会に参加して過去問等の回答を添削、アドバイス頂きました。

・過去の出題傾向や最近の空間情報に関するキーワードや技術動向を整理しました。

・普段の業務において空間情報技術に携わる機会が少ないため、社内勉強会や国土交通省、国土地理院、日本測量協会などのホームページを活用して、空間情報技術に関する多くの情報に触れるように意識しました。

 

(3)合格してから変化したこと

・個人の意識の変化として、空間情報の技術動向並びに業界の活動に対して、今まで以上に関心を持つようになりました。

・会社での人事考課、昇給などの変化は特にないと思っていますが、一時金を支給いただきました。

 

(4)これから受験する人へのアドバイス

・どの試験でも同じような傾向だとおもいますが、本試験では特に以下の点を強く感じました。

 ✓過去問・想定問題の回答案に対して、添削やアドバイスを受けること

 ✓事前準備を充分に行うこと(試験当日3時間という時間はあっとう間に過ぎてしまいます)

 


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

 

(1) 受験者紹介

氏名:高松 学(たかまつ がく)

勤務会社名:株式会社パスコ

専門業務分野:MMS関連の業務を主とした道路分野

受験の動機:以前より測量系においては最高の資格だと思っていました。周囲の先輩方が皆さん取得していたので当然取得するべきだと考えていました。

 

(2) 受験に当たり事前に準備したこと

・社内勉強会の参加

弊社では以前より社内勉強会が開催されており、傾向と対策を掴むには重要な会でした。

・過去に不合格だった際の自分の回答の添削依頼

過去に不合格だった際の自分の回答の何が悪かったのか、どうすれば合格点に達するのか、先輩や指導技術者に添削を依頼し、指導をいただきました。

・日常業務の中で、試験を少し意識

日常業務の打ち合わせ等で使用されるキーワードは、試験に出るかも…と少し意識して、学習の際に深堀して調べておくようにしました。

・休日の学習時間の確保

PCを使用する試験でもあるため、主に土曜日に出社し、試験で使用するPCを利用してWord・PPT資料の作りこみを行いました。試験で使用するPCに慣れることも大事かと思います。

 

(3) 合格してから変化したこと

・特に意識の変化は感じませんが、発注業務の資格要件を気にすることはなくなりました。

・会社での人事考課は若干の評価でした。また、会社から資格取得による報奨金はありましたが、昇給には関係ありませんでした。

・空総監および技術士資格者として、資格の勧めや学習方法の指導等、後進の育成を心掛けるようになりました。

 

(4) これから受験する人へのアドバイス

PC使用・資料持ち込み可の試験なので、いかに事前準備をするかにかかってきます。また昨年の受験以降、生成AIの活用が広がっていますので、そのまま利用できないとしてもうまく活用すれば合格に近づくのではないでしょうか。あとは、先輩や指導技術者からの指導を素直に受け入れること、ちょっとコツのいる試験だと思うので、それを早く掴むことだと思います。

 


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

 

1. 自己紹介

氏名:板原大明(いたはら ひろあき)

勤務会社名:国際航業株式会社

主な専門とする業務分野:ソフト防災

受験の動機:受験資格があったため、社内で声がかかった。自己啓発の一環として、また自身の価値を高めるためにあったらいいなと思う資格であった

 

2. 受験にあたり事前に準備したこと

①具体的な学習方法

・過去の受験者に対して、どのような勉強をしたかをヒアリング

・月間測量を読む

・インターネットで空間情報に関するトピックを検索

・自身が関連した空間情報に関する業務の報告書見直し

 

②日常業務の中で配慮したこと

・空間情報に関する用語等を見聞きした場合はメモをとり、後日ネットで検索。またそこから派生情報についても検索して調べ、空間情報に関する知識量を増やすことに注力した

 

③学習時間の確保で配慮したこと

・平日の勤務終了後に、1時間程度、勉強してから帰宅するようにした

 

3. 合格してから変化したこと

・名刺に新しい資格が記載できるようになり、誇らしい気持ちになった

・今まで参加資格要件で断念していた案件に参加できるようになった

 

4. これから受験する人へのアドバイス

・私は運よく、1回の受験で合格することができました。予想していた問題にうまく対応できたことが要因かと思いますが、勉強するにあたっても、時代のトレンドを把握するなりして、予想問題をつくり、それに対する回答が準備できる状態を整えておく必要があるかもしれません

・空間総括監理技術者の受験前には、毎年技術士試験を受験しており、通算20回受験しました。そのための勉強により、世の中の流れ、建設業界におけるトレンドなどは大体把握できていましたので、そこでの勉強量のストックが、試験に活かせたのではないかと思います

・これから受験される方は、まずはまわりの有資格者の方を探し、その方に体験談をお聞きすることをお勧めします。そこから何をすべきか、どのくらいの準備をすべきか、などが見えてくるのではないでしょうか。

・受験者のみなさまが合格されること、お祈り申し上げます