平成29年度合格者体験記

ここでは現在、空間情報総括監理技術者の合格を目指しておられる皆さんに、空間情報総括監理技術者試験対策に関する情報を提供いたします。


空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

  

1.自己紹介

 

氏   名 : 平井 仁(ひらい ひとし)

 

勤務会社名 : 株式会社都市・計画・設計研究所

  

専門とする業務分野: 都市計画分野におけるGIS活用・分析

 

受験の動機:

  • 近年、業務を行う上での条件に加えられるようになってきた資格であることから以前から受験しようと考えていました。技術士資格を取得した際に、一度チャレンジしましたが、試験対応もできておらず不合格。この度、再び受験し合格できました。

2.受験に当たり事前に準備したこと

  • 弊社には有資格者がいないため、数年前に一度受けた際の試験問題を頼りに受験の準備を行いました。
  • 基礎的な学習は、測量協会発行の書籍を購入し学習に努めました。 (空間情報分野の技術提案事例集、測量者のためのビジネス情報ファイルなど)
  • 私は都市計画分野におけるGIS活用が業務でも求められますので、WEBでは国土交通省の「地方公共団体向け地理空間情報に関するWEBガイドブック」などは大変参考になりました。
  • アピールできる業務に関しては、プレゼン資料の様な感覚でまとめて準備を行いました。
  • 学習時間は、年明けから電車などで書籍学習、試験前は終業後に時間を見つけて行いました。技術士などに比べ資料を持ち込めるため学習にかける時間は少なくすることが可能かと思います。  

3.合格してから変化したこと

  • 空間情報総括監理技術者が資格要件となっている業務についても入札やプロポーザルなどに参加できるようになったことが一番の変化です。

4.これから受験する人へのアドバイス

  • 社内に受験者が多数おられる会社では過去の問題を入手し対策を立てるのが一番かと思います。
  • 弊社の様にその様な環境にない場合には、まず、国土交通省のHPや政府の取り組みが紹介されている講演会など体系がつかめる所から学習するのが良いかと思います。
  • 本格的な準備は受験票を提出してからでも問題ないと思います。

以上


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

  

1.自己紹介

 

氏   名 : 平松 孝晋(ひらまつ たかひろ)

勤務会社名 : アジア航測株式会社

 

 

 

専門とする業務分野: 空間データ加工分析(現在は主にインフラ系)

 

受験の動機:

  •  私は空間データの処理や分析を行う、いわゆる「空間系の技術者」として業務経験を積んできました。主にGIS、衛星画像処理、航空レーザ測量を扱って、国、自治体、研究機関、インフラ事業者に対してデータを加工し提供する担当でした。しかし、こうした仕事は一般の方々には馴染みのないものですし、様々な事業分野に広く浅く関わってきたので、対外的な紹介の難しさを感じていました。測量士と名乗るにしても、申請取得で実測経験が乏しいので違和感があり、技術士の応用理学部門という名刺を見せても何の専門か分かりません。なので、空間情報と名が付いて、専門性を証明できる最上位の資格に、いつかはチャレンジしてみたい、と思っていました。
  •  その後、データ処理の担当からは離れ、社外に出向しました。受験資格を得られる経験年数は、出向先で迎えました。「いま資格を取っても入札などのメリットは何も無いだろうな」、と思いながら、日本測量協会ホームページの「空間情報総括監理技術者の資格について」を読んでみたところ、ちょうど今まさに求められている能力要件が謳われていました。出向先では空間情報技術を用いた業務改善の企画を主として、発注や評価なども行っています。空間データを作る側から使う側へと立場を転じてみると、価値の高い情報を効率よく安く得るためにはどうしたらよいか?という点に特に意識が向くようになりました。このような課題解決能力を向上させるには、資格取得に向けた学習が有効だと思い、受験を決意しました。

2.受験に当たり事前に準備したこと

  • まず、過去問をもらい、自分なりの解答を作ってみました。過去の業務履歴や担当企画がそのまま解答となるような問題に対しては、既存の作成資料を改変して行きました。過去問を続けていくうちに、対策がわかってきたので、以下のような意識を持って、試験前の数ヶ月を過ごしました。
  • 日々の業務での意識づけ: 当時、業務内で社内説明用のパワーポイントを作りだめしていました。一般的な技術動向・背景や導入意義について、1トピックにつき1枚のスライドに記述していたので、これを再利用して、固有名詞や特殊な事例を削り、見出しや要約コメントを追記しました。また、フォルダ内のファイル検索でヒットするように、ファイル名を付け直しました。過去の業務成果も乱雑な状況だったので、これを機にファイル整理をし直しました。
  • 苦手分野の克服:  私の場合は、過去問を通じて、政策との関わりや、GNSS測位技術が苦手分野だと認識しました。なので、こういう機会にこそ、根本の理解が重要と考え、測量の教科書や資料を読み返し、体系的な説明ができるように心がけました。読み終えた後は、目次や索引のキーワードを見て自問自答し、簡潔な説明が思いつかなければ、そのページを開く、というような理解度チェックをしました。
  • 良くない癖の修正:  過去の業務で作ったパワーポイントは、時間が経って、異なる環境に身を置いた状態で、冷静に見直してみると、自己満足の技術アピールが強すぎたり、文章が長すぎる点が気になりました。文章も回りくどかったり、意味や意図が不明な部分も多数ありました。これらの過去の資料は、図式化、一覧表化、簡略化、最新情報への更新を行い、再利用可能な資料に変えました。
  • ニュースサイトの閲覧:  日々の技術関連情報は、新聞、雑誌、官公庁などのニュースから、キーワードで拾ってRSS配信させているので、毎朝、それらに目を通しました。なかでも有益だったと思うのは、海外の地理情報系のニュースサイトです。最新機材の原理の解説や、良質な将来展望記事などが数多く公開されているので、読むだけでもぐったりと疲れますが、本質的な理解は格段に深まると思います。

3.合格してから変化したこと

  • 合格を境に業務上の変化はありません。業界の外では、この資格の存在や意図は知られていないです。しかし、自分の担当する業務が、空間情報の企画・仕様策定という、資格の趣旨そのものである以上、よい仕事の成果を通じて、自身と資格を周りに認知してもらうことを目指します。

4.これから受験する人へのアドバイス

  • 持ち込み資料を揃えて試験に臨んでみても、結局は予想外の出題内容でパニックに陥りました。そんななか、気持ちを落ち着けて、瞬時に文章・スライド構成を考え、手早くファイル検索、コピーペーストし、所定枚数に収める、というのはシビアな試験だと思います。ただ、これは空間系の技術者の皆さんが普段から行っている、工期直前の納品成果作成、技術提案書の締切、急な客先デモ依頼などの場面でも、同じだろうと思います。普段からこうした場面で基礎力を積み上げ、瞬発力を鍛えていれば、きっと合格できるのではと思います。

以上


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

  

1.自己紹介

 

氏   名 : 生熊 亜紀子(いくま あきこ)

勤務会社名 : 株式会社パスコ

 

 

 

専門とする業務分野: 

GISデータ整備(都市計画、建築、農地、森林、下水道、 道路施設、ハザードマップ・・・等々)、統合型GIS導入計画策定、統合型GISの導入や保守、都市計画や建築に関するシステム設計・導入・保守、森林GISの導入・保守、都市計画に関する調査・分析や計画策定  ・・・等々

 

受験の動機:

  • 受験する前年に測量士と技術士に合格し、受験する年でちょうど受験資格となる15年の実務経験を満たした良いタイミングであったため。
  • 管理技術者や主任技術者、照査技術者として、「空間総括監理技術者」の資格がプロポーザルや請負業務で求められることが多くなってきたため。

2.受験に当たり事前に準備したこと

  • 社内の勉強会に参加し、試験で抑えておくポイントを把握した。
  • 資格の意義や目的を理解し、過去問について答案の作成を行った。答案については、社内の有資格者に添削をお願いし、アドバイスを頂いた。
  • ノートPCを持ち込んで答案の作成をするため、どんな問題にでも対応できるような、資料を収集した。問3はパワーポイントを作成する問題のため、自分が書きやすいネタになるような図や表を多く用意した。
  • 面接試験については、社内の勉強会で説明を受けた内容に沿って、想定問答を自分なりに作成した。また、面接では自身の回答について聞かれることもあるため、自分の回答を見直し、良かった点と悪かった点を分析した。

3.合格してから変化したこと

  • 資格取得が昇給等には今のところ影響は特にないが、報奨金(一時金)を頂いた。
  • 合格してからすぐに、空総監が資格要件となっている業務の担当になった。これまで自分が関わったことがない業務にも関わることが増えた。

4.これから受験する人へのアドバイス

  • コツコツと資料を揃えて、どんな問題が出題されても対応できるように準備することが、大切だと感じた。
  • 回答を作成する上で、自分が書き易い土俵にうまく持っていければ、良い結果が出るのではないかと思う。

以上