平成30年度合格者体験記

ここでは現在、空間情報総括監理技術者の合格を目指しておられる皆さんに、空間情報総括監理技術者試験対策に関する情報を提供いたします。


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

  

1.自己紹介

 

氏   名 : 竹内 大輔(たけうち だいすけ)

勤務会社名 : 株式会社アスコ大東 (現 日本インシーク)

 

 

 

専門とする業務分野: 下水道ストックマネジメント計画、総合地震対策計画、修繕・改築計画、設計

 

受験の動機:

  • 空間情報とは縁遠い下水道分野においても、空間情報分野の知識が必要なことが増えてきている。社内の有資格者に勧められたこともあるが、自分自身として新しいことにチャレンジしていきたいという気持ちがあったことから、空間情報総括監理技術者を受験しようと決断した。

2.受験に当たり事前に準備したこと

  • ①社内勉強会への参加 この試験に関する社内の勉強会に参加し、この資格を有している先輩方から学習方法や回答の作成方法、資料の収集方法などのアドバイスを頂いた。 勉強会の中では、これまでに公表されている過去問題の出題傾向から、文章のまとめ方、パワーポイントの作成方法等に重点を置き、回答したものを討論しながら添削を受けることができ、集中的に受験勉強に取り組むことができた。
  • ②想定問題の作成・解答 社内勉強会で実施したことやその年のトピックになるような出来事等をもとに想定問題を考え、想定答案を作成し、解答を行った。特に、PPT問題に対しては、いろいろな情報を集め、どういう問題が出題されても解答できるように準備をした。 

3.合格してから変化したこと

  • 空総監の資格を取得したことで、これまで以上に努力していかなければと思っている。 今まで以上に、空間情報に係ることに対して挑戦していこう思いがある。 社内的には、当社では空間情報総括監理技術者試験に合格した場合、資格取得奨励金の支給があるので、それをもらった時には合格したという実感がわいた。

4.これから受験する人へのアドバイス

  • とにかく情報を集めて、自分の考えで解答できるように準備をする。準備したものは単年度のものではなくどんどん蓄積されていくもの。 パソコンを使用するという一般的には考えにくい試験であり、試験当日も独特の雰囲気があるので、パソコンを使って自分で決めた時間で解答する練習も必要かと思う。

以上


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

  

1.自己紹介

 

氏   名 : 安田 清史(ヤスダ キヨシ)

勤務会社名 : 株式会社 かんこう

 

 

 

専門とする業務分野: 宅地造成設計、宅地開発申請

 

受験の動機:

  • 長年、宅地造成設計に関わってきており、近年は完成宅地・街区の維持管理が主業務となり、GISを用いた管理が行われている状況から、空間情報技術の資格にチャレンジしました。
  • プロポーザル、総合評価落札方式等の業務において、技術者要件として「空間情報総括管理技術者」が必要となる機会が増えることから、資格を取得することにしました。

2.受験に当たり事前に準備したこと

  • 日本測量協会誌「測量」より、現在のトレンド及びキーワードを抜き出し、各項目毎にデータとして整理・蓄積しました。
  • 経験業務をパワーポイント形式で取り纏めました。
  • 弊社有資格者の方が講師となった勉強会に参加、受験対象者間で情報の遣り取りを行いました。さらに社内勉強会の一環としての社内模擬試験を受けました。
  • 日常業務の中では、空間情報技術に関連する情報が出てきた場合には、上記同様各項目毎に取り纏めデータとして蓄積しました。
  • 学習時間は、終業後に確保しました。

3.合格してから変化したこと

  • 資格取得以前より、空間情報技術の情報に対して敏感になりました。
  • これまで関わったことがない業務の管理技術者や照査技術者になる機会が増えました。

4.これから受験する人へのアドバイス

  • 事前準備が非常に大切(これでほぼ合否が決まります)。日頃より空間情報技術に対するアンテナを張り巡らし、気がついたものについては、必ず各項目毎に取り纏めデータとして蓄積して、試験本番で活用出来る様にすること。
  • 試験当日においては、問題の意図している内容(何を問うているのか)に対してのみを回答するべきであって、関係のないことは回答しないこと。問いに対して、わかり易く、的確に回答すること。最後にチェック・読み直しの時間を十分確保すること。

以上


「空間情報総括監理技術者への道」合格者体験記

  

1.自己紹介

 

氏   名 : 桑垣 智志(くわがき さとし)

勤務会社名 : 株式会社ウエスコ

 

 

 

専門とする業務分野: GISを活用した都市空間分析

 

受験の動機:

  • 近年、都市計画の委託業務において、技術者の資格要件になっているケースが増えていること、また、社内に有資格者が1人しかいないので増やしていきたいと考えたからです。

2.受験に当たり事前に準備したこと

  • (1)具体的な学習方法:想定問題と大量の資料収集 資格制度の目的や求められる要件などから、過去問と有資格者が受験した際の情報を頼りに問題の傾向を分析し、想定問題を作成しました。そこから関連するものをインターネットや書籍などから収集し、編集可能な大量のデータとして整理しました。
  • (2)日常業務の中で配慮したこと:わかりやすい資料づくり クライアント向けの提案書や住民向けの説明資料を作成する際、わかりやすい資料づくりに配慮しました。特に、見出しにサブタイトルを付けるなどの工夫をしました。 (例 ①課題及び問題点:見える化が必要だが十分なデータがない など)
  • (3)学習時間の確保で配慮したこと:スキマにスマホ 昼休みや協議の移動時間など、スキマ時間でもスマホで検索するようにしました。

3.合格してから変化したこと

  • (1)個人的な意識の変化:空間情報に関することに敏感になりました。
  • (2)会社での人事考課、昇給などの変化:ありませんでした。合格一時金を貰いました。
  • (3)社会的な役割・立場の変化など:資格要件となっている業務について、入札やプロポーザルなどに参加できるようになりました。

4.これから受験する人へのアドバイス

  • 外付けHDも持ち込み可能なので、テスト対策用だけでなく、これまで作成してきた大量のデータなど、思いついたデータを検索できるようなストックも必要だと思います。 王道はやはり過去問の整理と分析だと思います。特に国の施策や専門委員会で議論されている内容、協会等の月刊誌、講演会などから空間情報に関する技術をもとに、キーワードを推測することが必要だと思います。 書式は過去問で概ね判定できるため、想定回答はきっちりと作成しておきましょう。

以上